Garcia氏はスペインのワイン醸造家で、ワイン展示会に参加するため来日した際に当院の診療を予約されました。醸造作業では長時間立ちっぱなしになることが多く、長年にわたって腰椎に負担が蓄積されていました。
患者は、歩行中や長く立っているときに腰にしびれと痛みが出て、10分以上立つことができず、少し歩いただけでもすぐに休まなければなりませんでした。
現地の病院では、第4~5腰椎のすべり症と脊柱管狭窄症(いわゆる腰椎の骨棘)と診断され、神経への圧迫がひどく、何度もリハビリを行っても明確な改善は見られず、結局は西洋薬による鎮痛に頼るしかない状況でした。
当院で詳しく診察を行い、30日分の漢方薬を処方しました。Garcia氏にはスペインに戻ってから経過を追ってもらいましたが、1か月後、彼は今回の漢方治療に非常に満足していると報告してくれました。
「今では毎日、軽やかで楽しく仕事ができています」と喜びの声をいただいています。